2006-11-19

毘沙門堂の、手前まで行く


その日は、相方さんと、たまゆらの逢瀬を楽しむ予定だったのですよ。
もちろん、京都神社仏閣巡り♪

そもそも、相変わらずオレは仕事が忙しくて相方さんのケアを放ったらかしにしていて、それはそれでいつもスマン!スマン!スマン!スマン!スマン!スマン!と思っているのですが、木曜日はなにがなんでも空けておくよーに!とのお達しが相方さんから出ましてですね、空けたんですよ、こないだの木曜。

そしたら、相方さん、午前中は仕事が入ったから、昼からどっか行こう!と。
へい、わかりました。

で、木曜の昼13時、待ち合わせ場所である、彼女が働くカフェへ。ちなみにこの日、相方さんはここでは働いておらず、ニット教室の講師の仕事をしていたのですよ。

そっからですわ、待てど暮らせど、相方さんはやって来ません。そして、メールだけがオレの携帯にやって来る。
「ごめん、あと1時間くらいはかかりそう」
「まだ仕事が終わりません!」
「まだ終わらんよ~」

この日、オレは、山科の毘沙門堂へ行く計画を立てていたのでした。
山科にある、桜の名所で名高いお寺さんです。

京都の市街地からは外れていて、ほとんど滋賀です。
でも、地下鉄が走っているから、京都市街地からでも30分足らずで行けちゃうんです。
でも、京都市街地じゃないから、絶対に空いているだろう、と。
この時期、京都のお寺さんは、どこもかしこも人でいっぱいですからね。
それに、です。
ここは山寺なので、桜の名所とはいえ、紅葉だってあるだろう、と。

というようなことをね、ビシッと計画していたのですよ。綿密な計画をビシッとね☆
それが、だ。
相方さんが丸い顔をさらに丸くしてやって来たのは、結局のところ、15時47分11秒36。。。。
そっからダッシュで行っても、到着は16時すぎ。
お寺さんはこの時期、16時30分閉門だし、無理言っても17時だし、到着するのが精一杯で、ノンビリどころの話ではありません。

大体、丸い顔をさらに丸くして、この日のスケジュールを空けておけ!と言ったのは、相方さんなのに!(笑)

それでもね、一応は向かったんです、毘沙門堂に。
上手くいけば、16時すぎに着いて、17時までいても1時間弱はありますから。

ほいで、地下鉄の市役所前駅までダッシュして、そっから地下鉄に乗って山科駅に到着したのが、16時すぎ。電車がすぐに来なくて、思ったより時間がかかってしまいました。
駅から歩いて15分くらいだって聞いていたので、これだと到着が16時30分くらいになっちゃいます。普通だと、閉門の時間です。。。
それでもまあ、行くだけ行ってみようということで、向かったわけです。

ただーし、駅から反対の方向に向かって歩いていたことに気づいたのは、16時45分くらいのこと。。
ったく、誰が間違えたんだ? オレか? 相方さんか?
オレは大阪の人間で、相方さんは京都生まれの京都育ちの土地勘もあるはずの生粋の根っからの丸顔の京都人。
なので、ここは間違いなく、相方さんのせいです☆
ただし、相方さんは、どの山を見ても、比叡山!とのたまう人でもありますが(笑)

もう諦めました。
どっちも昼飯すら食ってないし、ここらでブレイクタイムです。でも、晩ゴハンも迫ってるし、微妙な時間。結局、パンを買って食べましたけどね。
ほいでから、トボトボと駅へ。
でも、なーんかこのまま帰るのは悔しいんですよね。

そんなわけで、まだ日も暮れていないので、再度、毘沙門堂を目指すことに(笑)
ちなみに、17時はすでにまわってます。。。

駅からの道は、閑静な住宅街です。京都市街地ほど地価が高くないからだとも思うんですが、どこも家がデカい。
で、山の麓なので、樹々がいいかんじで繁ってるんですよね。住宅地といっても緑が多いせいで、無機質なかんじが全然しません。歩いていて、気持ちがいいくらいです。
途中、川がありましたが、よく見たら疏水でした。南禅寺で有名な疏水と繋がっている、琵琶湖からの疏水です。たぶん、春だと桜がキレイなんだと思います。
いや、ここはいいところですわ。

山門まで行ってみると、やっぱり閉門してましたが、山の麓から山門までが長めの階段になっていて、両サイドは紅葉です。まだ三分程度の色付きですが、かなりいいかんじです。しばらく、階段に座って、ボーッとしてましたよ。
山一帯にいくつか神社やお寺さんがあって、ぶらぶらと歩いてまわるにはかなりいい場所でした。

山門から中に入っていないので今書けることはほとんどないんですが、ここはどうやら門跡のようです。
といって、皇室の誰が出家したのか、まだ調べてないですけど。
創建が奈良時代で、毘沙門天がご本尊らしいのですが、毘沙門天って、仏さんの系列からすれば傍流(四天王の中心ではありますが)ですから、なぜご本尊に納まっているのか、ちょっと興味があります。
あと、狩野益信の障壁画があるのだとか。

京都市街地から離れているくせに(必然的に空いてる)、すぐに行けるというのが、かなり魅力的です。
近いうちに、リベンジします。次こそは、山門突破(笑)

そして夜は、京都市内に戻って、久しぶりのお気に入りのカフェで、ローストポークと海鮮サラダとオムレツを食べたのでした。

あ、新作、「テポドン」「オゾン層」を相方さんに披露。これは「マイナスイオン」の続編なのですが、なんのことかさっぱりわからない方は、相方さんに聞いてくださいませ。



速報! ガトリフの新作『トランシルヴァニア』、すでに完成してます。日本公開は、来年のいつかな?
かなりかなりかなり、期待してます☆


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これ、予告編です!

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